ご挨拶

サイコの「・」の意義を考えて…サイコを育みます

第29回日本サイコネフロロジー研究会大会長
前田 国見(医療法人社団 前田記念会 理事長/石神井公園じんクリニック 院長)

第29回日本サイコネフロロジー研究会大会長を仰せ付かりました前田記念会の前田国見です。今回は平成29年7月7日(土)・8日(日)の2日間、東京で2番目に高い(1番は東京都庁舎)虎ノ門ヒルズで開催いたします。
本研究会は、1990年7月5日、横浜で故春木繁一先生と故太田和夫先生を中心に産声をあげました。当初は「サイコ・ネフロロジーカンファレンス横浜」といって、サイコとネフロロジーの間に「・」がありました。この分野が腎不全医療にとって大変重要なものであるとの認識は医療従事者の中には存在していましたが、内科・移植医・精神科医・看護師・ソーシャルワーカー・患者さんと家族、との間に大きな溝(「・」)が存在していたと思います。

1997年からは会の名称が「日本サイコ・ネフロロジー研究会」になり、ついに2002年(第13回)から「日本サイコネフロロジー研究会」と「・」がなくなりました。1990年からこの研究会で勉強させて頂いておりますが、「・」のあった12年と「・」が無くなった15年では、参加者の意識が明らかに異なってきていることを肌で感じています。

心(サイコ)と身体(ネフロロジー)が1つになり「・」がなくなることで、サイコネフロロジーが完成すると思っています。
今回は参加者の一人一人の心に存在する「人を想う暖かい気持ち=身近なサイコ」を感じ、その気持ちが健やかに育む身体を作るために、多方面からのアプローチで考えてみたいと思います。サイコネフロロジーは特別なものではなく、日常臨床の本質だと考えています。だからこそ身体が育つための五育(徳育・食育・体育・知育・才育)について、参加者一人一人が思いを巡らせ、腎不全医療の五育を育める機会になればと願っています。

今回は、「初心者にもわかるサイコ用語を解説する」といった企画も準備しています。今までこの領域に触れる機会が少なかった皆様にも気軽に参加していただけると思います。
七夕の夜に、前回北海道で播かれた「サイコの種」を東京で育み、次回の長崎大会に継げることができたら幸いです。

オプションですが、七夕の夜に日本で一番高いスカイツリーからの星空鑑賞ツアーも企画しています。是非、空に一番近い所で、織姫と彦星、天の川をご覧下さい。
多くの皆様のご参加をお待ちいたしております。

平成29年5月